狭小ガーデニング日記

庭は奥行120センチ×日陰×時間がなくても、楽しいガーデイングを。

引き算の効用

人間は成長すると

自分の子供のころのこと

結構忘れる気がします。

 

子どもの幸せを願ってどうするかというと

あれをやらせたり、これもさせておかなきゃと

考える親は結構多いのではないでしょうか。

 

今の時代、その気持ちを煽る情報が山ほどあります。

早期教育、胎児教育、小学校に上がる前に何かをしないといけない等々。

 

小学生も中盤になると受験が気になりだしたり

自分に子どもができると他の子は何をやっているか。

うちの子は何か教え忘れているんじゃないかと気になる…。

 

この焦る気持ちに乗っとられてしって

あれもこれもやらせようという足し算になる。

私もこの罠にはまったことはあります。

 

まずいことに努力をするのはこどもなので

親はどれくらいしんどいのか分からない。

で、子どもがいっぱいいっぱいになる。

 

自分が子供のころどうだったか?と振り返ると、

ぼーっと考えていた時間が沢山あった気がします。

何かを飽きるまで見ていた時間です。

 

私の場合、庭の花だったり、犬の体だったり、図鑑だったりしました。

今でもなぜかシーツの織り目を見ていたのを覚えています。

あと、目をつむった時に見える模様とか。

きっとそういうの誰でもあるんじゃないでしょうか。

 

ずっと早送りして今度は20代後半になったとき、

自己開発系セミナーにでて「大抵の答は自分の中にある」と

気づきました。

でも答を見つけるために必要なのは邪魔されない一人の時間でした。

きっと周りから見たらぼーっとしていたでしょうね。

 

その年になれば、一人の時間を確保するのは自分の責任ですが、

子どもが幼いころの親の大事な仕事の一つが、

子どもの中に色んな芽が出がでるための

時間と空間を確保することだと思います。

 

そのためには、親自身がざわざわした自分の気持ちに気づいて

要らないものはないかな?と引き算しないと。

 

自戒の念も込めて

引き算のこと考えてみました。