狭小ガーデニング日記

庭は奥行120センチ×日陰×時間がなくても、楽しいガーデイングを。

良貨は悪貨を駆逐する!?ベタでダサい最高の簡単な自分の操縦方法。

え?

悪貨は良貨を駆逐する、と思われたでしょうか?

 

その通り。

辞書に載っているのはその語順で正解です。

 

でも、そうとは限らないんじゃない?

むしろ、逆手に取って自分を正しいベクトルに向けられるんじゃない?と思ったんです。

 

こういう話があります。

抗菌剤や殺菌剤で手あたり次第、身の回りをきれいにしたつもりでも、

無菌室でもない限り、そうやってできた無菌の環境はまたあっという間に微生物で覆われてしまう。

 

ならば、「健康に良い」細菌で覆われるようにすればいいではないか。

それが健康的な環境じゃないか?

これは、あるきっかけで聞けたオレゴン大学教授ジェシカ・グリーンさんの話です。

グリーンさんはアメリカの建築空間と生物学の関係を研究する機関「BioBEセンター」の初代所長でもあります。

 

彼女の研究によると、

ある病院で窓を閉め切り、空気清浄機で病原菌を取り除いた空気を循環させているより、窓を開けていた方が患者にとって良い環境だったそうです。

なぜか?

それは窓の外に緑があったから。

人体の健康に良い細菌はしばしば樹木や土に住んでいる、その細菌が窓から入ってきた。

一方、窓を閉め切っていた方は、フィルターで細菌を拭い去って空間はいったん「きれい」になったものの、あっという間に人体から出る病原性の細菌が繁茂したからでした。

 

ジェシカ・グリーンさんのスピーチが聞けるTEDのサイトを入れておきます。

ジェシカ・グリーン: 私たちを取り巻く細菌と住環境のデザイン | TED Talk | TED.com

 

この話を聞いたときは衝撃を受けました。

なるほど!

「無菌」ってないんだーって。

では、健康的な菌で埋め尽くさなきゃ!

 

さて、その考え、もちろんすごい衝撃でしたから私の頭にずっとありましたが、

そうはいっても頭のおくーの方に置きっぱなしにされていた昨日、

私はある企業を訪れました。

 

その名前は言えませんが、多分、今、世界中でトップレベルのイノベーションを生んでいる企業です。

そこで見たものは

インスピレーションを与える言葉が印刷されたおびただしいA4の紙。

あちこちに貼り付けてあったのです。

 

そうか!

人間の頭も一緒だ!

 

マイナス思考はしたくない。

でも、小人閑居をもって不善をなす、

というのとちょっと似ていますが、

本当の空っぽ、という状態はそう保てるものではない。

じゃ、頭の中を常にプラス思考でいっぱいにしておけば

いやな考え方はしないんだ、ということ。

 

何をもって「プラス」「マイナス」とするかは個々人の価値観で違うでしょうが、

とにかく、嫌な考え方はしない、なんて頑張っても

人間は何か考えてしまう。

なら、いい考え方でいっぱいにすればいいじゃない!

 

だから、良貨は悪貨を駆逐する、なんです。

これって、いいなぁと思う言葉の日めくりなどで昔からある方法ですけど、

今回はガツーンと来ました。

 

ある意味、ださーい、べたな方法には見えるけれど、

やろう!!!!!

と思いました。

だって、そうやってやっている人はやっているんですから。

そんな簡単な方法で、自分を自分が行きたい方向に向けていられれば、

やらない手はないです。(^^)